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掲載:2017年1月13日

「お薬手帳」のススメ

 

お薬手帳の進化形、「電子お薬手帳」 2お薬手帳の進化形、「電子お薬手帳」

スマートフォンで服薬履歴を管理

日本薬剤師会「eお薬手帳」トップ画面(公式ウェブサイトより)

 スマートフォンの普及に合わせて利用者が増えているのが「電子お薬手帳」です。(公社)日本薬剤師会や調剤薬局チェーン、通信会社などがそれぞれサービスを提供しており、利用者は無料でシステムを使うことができます。スマートフォンは常に持ち歩くもので、災害などで避難する際にも携帯するので、「必要なときに手許にない」ということがないのが最大のメリットです。
 使い方は簡単です。利用者は、スマートフォンに無料のアプリ(ソフトウェア)をダウンロード。医薬品を購入すると薬局がQRコード(二次元バーコード)を発行してくれるので、スマートフォンで読み取って情報を取り込むだけです(対応していない薬局では手入力が必要になります)。蓄積された情報は、運営主体が管理する外部のサーバに保管することも可能で、スマートフォンを破損するようなことがあっても、新しい機器にデータを呼び出すことができます。
 情報は自分で閲覧するだけでなく、サーバを通じて薬局のPCで薬剤師に確認してもらい、服薬管理に活用することも可能です(利用者が許可を与えた場合のみ)。アプリは複数あり、それぞれの薬局の間で異なるシステムを採用していることもありますが、主要なものでは相互に情報を閲覧できるようになっています。そのため、旅先で急に病気になって、いつもとは違う薬局で薬を購入することになったときでも、薬剤師に服薬履歴を確認してもらうことができます。

調剤予約サービスも利用可能

 電子お薬手帳には、「電子」であるからこそのメリットがあります。紙の手帳よりも収納できる情報量が多いため、長期間の記録を保管することができ、自分だけでなく家族全員の記録を一括して管理することもできます。また、スマートフォンにはカレンダーや時計の機能が内蔵されているので、服用を忘れないためのアラームとして利用できるアプリもあります。
 そのほか、記録管理の機能よりも、「調剤予約サービス」をメリットとして前面に押し出しているものもあります。これは、医療機関で出された処方箋をスマートフォンで撮影して画像を希望の薬局に送付すると、薬局のほうで調剤を進め、準備ができた時点で連絡してくれるサービスです(受取り時には実際の処方箋を持参する必要があります)。ただし、すべての薬局が電子お薬手帳に対応しているわけではないこと、また、アプリの種類ごとに利用できる薬局が異なることにも注意が必要です。

課題は、対応できる薬局の拡大

 電子お薬手帳の課題は、対応できる薬局の数がまだ不十分であることです。薬局がシステムを採用する際には費用負担が生じるため、すべての薬局ですべてのシステムに対応してくれるわけではありません。
 「このアプリには対応できるけれど、あのアプリには対応できない」「QRコードは発行できるけれど、薬局でサーバの情報を確認することはできない」「電子お薬手帳にはまったく対応していない」など、現在のところ薬局に応じて対応のレベルはさまざまです。場合によっては、お薬手帳の本来の役割である「すべての診療科・医療機関・薬局にかかる薬の情報の共有」ができないケースも考えられます。アプリを選択するときには、利用している薬局の対応状況を確認する必要があるでしょう。
 とはいえ、調剤報酬(国が定める調剤に関する費用)では、すでに紙、電子いずれの媒体であれ、同程度の機能があれば、お薬手帳として同様の扱いをする(費用は変わらない)ものとされています。また、現在のスマートフォンの利用率の高さを考えると、今後、規格の統一が進められて使い勝手も向上し、電子お薬手帳はさらに普及していくものと考えられます。
 どちらの媒体を使用するにしても、個人の薬の情報を一括して管理することがお薬手帳の本来の役割です。薬局や医療機関の都合ではなく、患者である私たちが好きなものを選ぶことができ、紙媒体から電子媒体、電子媒体から紙媒体への切替えも自由です。使い勝手を考えて、利用しやすいものを選びましょう。

■「電子お薬手帳」のメリット・デメリット

【メリット】
・携帯性に優れている(常に持ち歩いている)。
・収納できるデータ量が大きい(長期、家族一括の管理が可能)。
・さまざまな機能を併せ持つ(調剤予約、服用アラームなど)。
・外部のサーバにもデータを保管(データのバックアップ)。

【デメリット】

・十分普及しておらず、利用できない薬局・医療機関がある。
・種類が多様で、互換性がない場合もある。
・対象はスマホ利用者のみ(高齢者の利用率は低め)。
・フォーマットがあり、自由に情報を追加することはできない。

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