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掲載:2016年11月15日

ラージボール卓球で元気になる②
〜ラージボール卓球をやってみよう〜

 

 「歳だから激しい運動はできない」「体力に自信がない」という人でも、無理なく気軽にできる運動として注目を浴びるラージボール卓球。やって楽しいだけでなく、認知症予防に役立つなど健康面のメリットも大きく、年々トライする人が増えています。前回のラージボール卓球の記事では、硬式卓球とラージボール卓球の違いや、その魅力についてご紹介しました(記事はこちら)。今回は、実際の「健康ラージボール卓球教室」の模様をお伝えします。

「私もできる」ラージボール卓球 1「私もできる」ラージボール卓球

 中小企業センター・勤労福祉会館(東京・目黒区)と一般財団法人年金福祉住宅協会は、10月から11月にかけて全6回の「健康ラージボール卓球教室」を開催しています(詳細はこちら)。まずは、教室のコーチを務める小田切健晴さん、磯部典子さん、大橋進さん、玉木杏子さんにラージボール卓球の楽しみ方についてお聞きしました。

「楽しい」「親しみやすい」が魅力

小田切健晴さん

磯部典子さん

大橋進さん

玉木杏子さん

Q ラージボール卓球の魅力は何でしょうか?

(小田切健晴さん)

 ボールが硬式卓球のボールよりも大きく、ラリーが続きやすい。これがラージボール卓球の最大の魅力だと思います。ラリーが続くと楽しいですよね。"できる"感覚が持てることがスポーツ継続のカギですから。

(磯部典子さん)

 親しみやすいのも魅力だと思います。気軽に参加してトライできる。プレイ中、皆さん笑顔が絶えません。硬式だと真剣な表情になるけれど、ラージボール卓球はもう少しのんびりとした気分でプレイできるので、大声で笑い合ったりする場面もよく見かけます。

(大橋進さん)

 卓球は距離感が近いから、知らない人とでもすぐに友達になれるのもいいですよね。ラリーが続くように自然と2人で協力するようになるので、コミュニ―ケーションをとるのにすごくいい運動だと思います。

(玉木杏子さん)

 上達が目に見えやすいのも楽しさの秘訣かもしれません。初心者の方でも練習するうちに、「5回中2回、ボールがコートに入ったから、次は3回入れよう」とか、目標を立ててプレイできて、クリアしていく過程も分かりやすいのも魅力です。

教室の情報は広報紙や掲示板でチェック

Q 参加のきっかけは?

(小田切さん)

 今回の教室の参加者は、目黒区の広報紙やウェブサイトに掲載された募集要項で知った方が中心です。私が毎週この会場(中小企業センター・勤労福祉会館内の卓球場)で教えている夜のコースでも、「無料で教室をやっています」という募集が広報誌やウェブサイト、掲示板などに掲載されているので、そうした情報を目にしていらっしゃる方がほとんどです。「運動不足で久しぶりに運動したくて」という方が会社帰りにふらっと来ることもありますし、日中は家族で来られる方もいますね。

40代から80代まで、年齢もさまざま

Q 参加者の年齢は?

(磯部さん)

 40代から50、60、70代が多いですね。私が教えている卓球場でも、さまざまな年齢層の方がいます。

(小田切さん)

 60代が一番多いですが、今回の教室では80代の方も参加されています。でも、意外に若い世代も増えてきていますよ。年齢制限がないのもラージボール卓球ならではです。

(玉木さん)

 これだけ幅広い層が参加できるスポーツってなかなかないですものね。

ケガをしないため準備運動が大切

Q 指導をするうえで注意している点は?

(小田切さん)

 一番はケガ人を出さないことです。そのために、体のバランス(重心)のとり方はしっかりと指導します。

(磯部さん)

 初心者の方ほど、バランスを崩して転倒しやすいので。あとはストレッチをしっかりとしてもらっています。今回の教室では初心者も多く、「ずっと家庭にいて運動は久しぶりです」という方も多いので特に念入りにやっています。

最初は公立体育館の公開日を見つけて行ってみる

Q 参加したいと思ったときに参加できるものですか?

(大橋さん)

 卓球愛好者のために地域の体育館などを公開している自治体がけっこうあると思います。コーチが指導してくれる時間を設けているところもあるので、最初はそれを見つけて行くのがいいでしょうね。

(小田切さん)

 仲間を募ってプレイするのもいいですが、初心者であれば、最初はやはり教わったほうが楽しいと思います。上手な人が相手だとラリーも続くので、上達もしやすいですし。

(磯部さん)

 地域によって、ラージボール卓球の普及が非常に進んでいるところがあります。新潟や富山、東北など、ラージボールだけの練習場もあるという話も聞きました。東京では硬式が主流ですが、これから徐々にやれる場所も増えていくと思いますよ。

医師も勧める「リハビリに最適」

Q 医学的観点からも効果があると聞きました。

(小田切さん)

 ある整形外科では、脳梗塞で体に麻痺が残った人のリハビリとして卓球を採り入れたそうです。卓球台を病院内に置いているところもあるといいます。「高齢者が寝たきりになるのを防ごう」ということで卓球に力を入れている地域もあると聞きました。

(大橋さん)

 デイサービスでも卓球に特化した施設があるようです。特に男性の場合、みんなで歌ったりお遊戯したりというのに馴染めないことも多いようですが、卓球なら照れずに参加できるので、介護予防の面からもちょうどいいスポーツなんだなと感じています。

(玉木さん)

 医師が高齢者に勧める運動として認められていますよね。指や目も使って、細かい動きもありながら全身運動ができる、それでいてハードじゃないからとてもいいと思います。

まずは参加してみましょう

Q 最後にメッセージを。

(小田切さん)

 勝負をする楽しさと同時に、和気あいあいとした雰囲気でもプレイできるので、とてもおすすめです。1年ほど続ければ競技に参加することもできるくらい上達しやすいスポーツです。ぜひ、気軽にトライしてみてください。

(磯部さん)

 楽しみながら競い、仲間もできて地域になじむきっかけにもなる。まずは、お近くの卓球場でぜひご参加ください。

【プロフィール】

■小田切健晴さん:日本体育協会が認定する公認卓球コーチ。小学校から卓球を続けており、卓球のコーチを22年間務めている。ラージボール卓球全国大会に毎年出場、最高2位の成績を収めている。

■磯部典子さん:日本体育協会が認定する公認卓球コーチ。25年間、幼児教育をしており、退職後、卓球場で子供や高齢者を対象に教室を開催。目黒区勤労福祉会館の卓球指導員として現在4年目。ラージボール全国大会では2位の成績。

■大橋 進さん:卓球は中学から大学卒業までプレイ。会社では実業団リーグの監督も。今回の卓球教室の企画者の1人であり、コーチも務める。卓球を通じた社会貢献を模索中。

■玉木杏子さん:卓球歴25年。現在も現役の選手で、10月に函館で開催された「全日本卓球選手権大会」マスターズの部、女子サーティで準優勝。週末はコーチとしても活躍。

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