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群馬県前橋市 市民課年金係

 前橋市の人口は33万8,784人、第1号被保険者数は43,478人(平成27年3月末現在)。群馬県の県庁所在地である。国民年金業務を担う年金係は、平成21年度より国民健康保険課と切り離して市民課の中に移管し、国年加入や住民異動等の手続きをワンストップで行えるようにしているのが特徴。市民の利便性向上と丁寧な対応を常に心がけている。

水と緑と詩のまち、豚肉グルメや赤城山などの豊かな自然が魅力

ゆるキャラ「ころとん」写真1 ゆるキャラ「ころとん」写真2

庁内のいたるところに、前橋市のゆるキャラ「ころとん」のイラスト入りの案内板等が。いずれも職員の手作りによるもの。

 前橋市は、東京の北西約100キロメートル、群馬県の中央部よりやや南「水と緑と詩のまち」として、北に雄大な赤城山を背景に市内の西側を利根川、市街地を広瀬川の美しい流れと名水百選「まえばしの水」と緑豊かな自然に恵まれ、大正6年刊行「月に吼える」や「青猫」などで日本近代詩の父と呼ばれる萩原朔太郎、唱歌「チューリップ」「うみ」の井上武士などの詩人を育んだまち。広瀬川河畔の「萩原朔太郎記念前橋文学館」では刊行された詩集を対象に「萩原朔太郎賞」を贈呈、昨年24回を迎えた。広瀬川遊歩道には、朔太郎や受賞者の詩碑が建ち憩いの散策路である。群馬県民ならば誰もが知る「上毛カルタ」は「県都まえばし糸のまち」。明治3年には日本初の機械製糸工場が作られ、昭和初期まで「まえばしシルク」の名は海外で有名。「上州名物かかあ天下と空っ風」は「おれのかかあは日本一のはたらき者」の意味とのこと。
 製糸業で好景気に沸いたころから、カツライスやポークカレーなど洋食を提供する店が流行り、いまもソースカツ丼、ホルモン焼き、もつ煮込みなどを提供する店が多い。赤城南麓地域では養豚が盛んで、「赤城豚」などの銘柄豚が多い。前橋市の豚肉産出額は全国トップクラス。「TONTON(とんとん)のまち」という愛称で、2009年からは名物料理創出コンテスト「T-1グランプリ」を市内で開催、店ごとに趣向を凝らしたさまざまな豚肉料理を提供している。
 2008年10月から採用している市のゆるキャラも「ころとん」という仔豚の男の子。市庁舎内のいたるところにも、職員の手作りによるさまざまな表情の「ころとん」のイラストが案内表示等に描かれている。
 また、豚肉だけでなく、小麦をふかしたパン状のものに甘い味噌ダレをかけて焼いた「焼きまんじゅう」も群馬名物として愛されている。
 赤城山などの豊かな自然に恵まれていることや、まちの景観を生かし、「前橋フィルムコミッション」を設立して映画やドラマ・CMなどの撮影支援もしており、「そして父になる」や現在NHKで放映中のドラマ『精霊の守り人』のロケも前橋市内で行われている。
 このほか、赤城南面千本桜は日本さくらの会「さくら名所100選の地」にも選ばれており、毎年恒例の「赤城南面千本桜まつり」(今年は4月1日〈土〉~16日〈日〉に開催)は多くの人出でにぎわう。また、4月5日(水)・6日(木)には前橋市内で「第25回全国さくらサミットin前橋」も催される予定である。

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