︱2018.7.13 7月号 (通巻709号) Vol.64

大分年金事務所(大分県大分市)
総勢71名の職員が
1日平均100名を超える来訪者に対応
混雑緩和とサービス向上の切り札として
相談予約率の大幅アップめざす

相談事例や事務処理誤りは全員で共有してスキルアップ
——藤村猛お客様相談室長
藤村猛お客様相談室長の前職は八幡年金事務所の同じくお客様相談室長。前々職が鹿児島南年金事務所の厚生年金徴収課長。大分年金事務所には平成29年2月に着任した。
大分事務所の常設相談ブースは10。混んでくると、臨時ブースを使うこともあるが、ほぼ10ブースで対応している。「3月、4月はかなりお持ちいただく時間が長いケースが多くありましたが、5月以降は落ち着いた状況になり、30分以上お持ちいただくケースは時間帯によってはありますが、だいぶ少なくなりました」と藤村室長は話す。1日の相談者数は平均110件ほどで、3月、4月の多い時期は130〜140件ほどになる。請求に関するご相談が最も多いと言う。相談には室長以下24名で対応している。
また、大分事務所では、豊後大野市大野町と三重町、由布市、竹田市においてそれぞれ月1回、完全予約制の出張相談を実施。相談時間は一人につき30分で、老齢、遺族・未支給、障害年金の請求等の相談に応じている(図1)。
図1

「相談を担当する職員のスキルアップについては、本部が指定している研修には積極的に参加させていますが、それとあわせて、職員間でのコミュニケーションを図って情報を共有していくことが大切です。レアケースの相談内容については、みんなで共有してスキルアップを図っています。また、内部の研修としては、月1回の定例のミーティングにおいては事例報告をしたり、本部で指示されている事務処理誤りについて全員が共有したりしています。相談に来ていただいたお客様にご満足していただけるように、さらなる職員のレベルアップを図っていくこと、加えて、年金給付の審査事務が事務センターから年金事務所のほうに移管されておりますので、正確な審査を行うことが当面の課題と考えています」と藤村室長は話を締めくくった。

前列中央が坂本雅彦所長、その右が三浦利洋副所長、左が太田昌平副所長。後列左から、大海慎一厚生年金適用調査課長、豊島晃厚生年金徴収課長、岡本正雄国民年金課長、藤本猛お客様相談室長。

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