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千葉県館山市 健康福祉部市民課 高齢者医療年金係

 館山市は人口約4.8万人(国民年金の第1号被保険者数は8,837人)。『南総里見八犬伝』のモデルとなった戦国大名・里見氏ゆかりの史跡などが残る、歴史あるまちだ。また、画家・青木繁が代表作「海の幸」を描いた地でもある。気候が温暖で自然も豊かであり、東京に近いこともあって、最近は移住してくる人も増えている。館山市では、国年も含め住民票の異動に関する手続きを1つの窓口で行う体制を早くから構築。相談者への説明はわかりやすくし、言葉遣いにも配慮するなど、「市民目線」の窓口対応を心がけている。

多いのは高齢者からの未支給年金に関する相談

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 館山市で国民年金業務を担うのは「高齢者医療年金係」。職員数は正職員4名、非常勤職員1名の計5名となっている。
 1日の相談件数は、窓口と電話を合わせて約30件。「多いのは高齢の方からの未支給年金に関する相談ですね。また、お年寄りの一人暮らしだと、機構から文書が来るたびに読まずに市窓口に持ってきて、『何が書いてあるの?』と聞きに来られることも多いです」と、三富つかささん(担当3年目)は話す。
 市ではなく年金事務所で対応すべき厚生年金に関する相談も多い。しかし、館山市を管轄する木更津年金事務所までは遠く、自動車で行く際は高速道路を使う必要があり、電車で行くにも最寄り駅から遠い。
 「本来は年金事務所で対応すべき相談でも、できるかぎり市が年金事務所と連絡し合い、市窓口で手続きできるようにしています」と副主査の鈴木奈保美さん(担当1年目)は言う。幸い、年金事務所との電話専用回線(周辺市と共有)はつながりやすいので、電話連絡で困ることはあまりない。
 年金事務所に行ってもらう必要がある際は、「せっかく年金事務所に行ったのに、必要な書類がそろっていなかった」ということが無いよう、必要な書類が何かを一通り説明してから年金事務所を案内するようにしている。

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