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寒河江年金事務所(山形県寒河江市)

 山形県寒河江市はさくらんぼの一大生産地であり、「寒河江温泉」の名で知られる温泉地でもあるほか、慈恩寺や出羽三山関連の寺社仏閣が多い。寒河江年金事務所は、職員数21名という小規模事業所ではあるが、平成28年度はお客様の予約率、お褒めの言葉の数、国民年金保険料の強制徴収最終催告納付率が全国第1位となった。そこには、サービス向上や目標達成のため、職員一人ひとりが自分たちでできることを考え、全所体制で取り組んだという背景がある。

未経験者でも強制徴収最終催告納付率全国1位に

強制徴収担当の竜石堂泰子さん

強制徴収担当の竜石堂泰子さん

  強制徴収最終催告納付率が平成28年10月末に94.29%となり、全国1位となった。平成28年度のスローガンである「チーム力が以下の3つの場面で発揮され、これまで強制徴収が未経験の担当者が、全国1位という目覚ましい成果を上げる結果となった。
 1つ目は、課内の連携が強化されて、担当者が強制徴収業務に専念できる体制を整えることができたため、最終催告状の送付を前倒しで実施し早期着手につながった。
 2つ目は、一括完納の徹底。課内の意識を統一し、強制徴収対象のお客様と折衝する際は、一括完納を求めていった。現在の強制徴収の担当職員は、強制徴収の経験は初めてという竜石堂泰子さん。清野課長は、「未経験の担当者は、お客様に分割納付を認めがちですが、一人で悩むことなく一旦上司に相談するようアドバイスしました」と説明する。竜石堂さんは「強制徴収の経験がないのはむしろ強みでもある。経験があったら他の選択肢を許したかもしれないが、経験がないからこそ、迷わずに一括完納をもとめることができたとも言えます」と話す。
 3つ目が、発送物に工夫をしたことで開封率が上がり、早期完納者が増加したこと。具体的には角2サイズの大きな封筒に赤字で「重要書類在中、必ず開封してください」と目立つ印刷をしてその他の郵送物との差別化を図った。

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