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寒河江年金事務所(山形県寒河江市)

 山形県寒河江市はさくらんぼの一大生産地であり、「寒河江温泉」の名で知られる温泉地でもあるほか、慈恩寺や出羽三山関連の寺社仏閣が多い。寒河江年金事務所は、職員数21名という小規模事業所ではあるが、平成28年度はお客様の予約率、お褒めの言葉の数、国民年金保険料の強制徴収最終催告納付率が全国第1位となった。そこには、サービス向上や目標達成のため、職員一人ひとりが自分たちでできることを考え、全所体制で取り組んだという背景がある。

これまでにないわかりやすい案内で納付率UP

 「平成27年度の収納率は、納付督励が止まったことでガクンと落ちました。そのような中、平成28年度の対策を考えたときに、まずはこれまでの数字を分析して寒河江の弱点を見つけていきました。結果、督励しなかったことによって『言われないと払わない層』の納付が遅れていることが、納付率低下の原因だと判断しました。機構は特別催告状送付により納付督励していますが、特別催告状をたくさん送付しているので、どの期間をいつまで払えばいいのかわからなくなっているお客様も少なからずいます。納め忘れや納め遅れのお客様には、封筒に『国民年金に関する大事な情報です』『必ず開封してください』とシールを貼り、納付書には『〇〇が未納の方に送付しております。〇〇まで納付してください』と付箋を貼って納付書を送付し、お客様にわかりやすいシンプルな案内にすることで納付率が改善しました(峯田さん)。
 「寒河江の弱点が判明した翌週に、納付書を2,000件発送しました。5人しかいない職員での発送作業は大変でしたが、タイミングを逃してはいけないと「チーム力」で頑張りました」(清野課長)。

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