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宮城県仙台市 健康福祉局保険高齢部保険年金課管理係

経済のグローバル化が進むなか、入国管理法が改正され、2019年4月、新たな在留資格が創設。今後ますます在留外国人の増加が見込まれる。そして、10月、年金生活者支援給付金の支給が始まる。これらにどう市区町村の国民年金事業は対応していくのか。また、今年は8月22日、23日に仙台市で全国都市国民年金協議会が開催される。その準備に熱が入る仙台市を取材した。

年金事務所との良好な協力・連携関係には人脈がモノを言う

――年金事務所との協力・連携についてはいかがでしょうか。

北野課長 仙台市は代表年金事務所の仙台東事務所と、各区役所は所管の年金事務所と、国民年金の事務について問い合わせや年金記録の照会などを行っていますが、良好な連携・協力関係にあるのではないかと思います。特に服部主査は、これまで年金事務所との信頼関係をつくってきたので、ちょっとしたことでも電話で確認できる間柄になっています。

――服部主査は国民年金のご担当は長いのですか。

服部主査 まず区役所で3年間、国民年金の窓口担当をしていまして、その後、本庁に異動となり、現在4年目になりました。先ほど課長が申しましたように、区役所にいたときの人脈が本庁に異動後も継続していることが、ある意味強みなのかもしれません。事務等でわからないことがあったときでも、どこに確認すればいいのか、また、だれに聞けばいいのかわかっているので、とても仕事がスムーズに進みます。
 区役所ごとに温度差はあると思うのですが、年金事務所とは多いところでは月1回の事務打合せの機会を持っている区もあります。本庁では年金事務所との定例の打合せはないのですが、代表事務所の仙台東年金事務所とは必要に応じて話し合いの機会を持っています。

北野課長 県レベルでは市長会に国民年金部会があり、それは県内の市の国民年金担当課長の集まりなのですが、そこで、年1回、日本年金機構および東北厚生局に要望書を提出する際に、両者にご参加いただき、その回答をいただいているので、そこで直接お話ししたり、顔を合わせたりする機会を持てています。

――事務処理において年金事務所の対応はいかがでしょうか。

服部主査 年金機構では、統一マニュアルをつくるなどして、事務処理手順の地域差の解消に努めてきたということなので、いま現在、事務所ごとに対応が異なるということはなくなってきました。それは代表事務所のほうで、きちんとご対応されているのだと思います。また、事務センターについても統合が進み、東北地方は仙台広域事務センター一つになりましたので、事務処理手続も統一されてきたのだと思いますが、その一方でいままでとは処理の方法が変わったなと思うところもあり、平準化されたことで戸惑うこともあります。

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