︱2018.5.15 5月号 (通巻707号) Vol.62

高山年金事務所(岐阜県高山市)
全国1位奪還に向けて一丸となって取り組む

国年保険料納付率を再びトップに返り咲かせたい
中山益志国民年金課長は、砺波年金事務所(富山県)の国民年金課長、中部ブロック本部適用支援グループを経て、平成28年4月に高山年金事務所に着任した。国民年金課の職員は計6名となっている。
以前勤務した砺波年金事務所の管内も納付意欲が高い地域。以前は事務所単位では高山年金事務所の保険料納付率が全国1位だったが、ここ数年は砺波年金事務所が全国1位を占めており、高山年金事務所は2位となっている。
「高山年金事務所も、砺波年金事務所も、以前に市町村が積極的に徴収していたころからの積み重ねがあるのが共通部分だと思います」と語る。
20歳の加入については、年金制度加入の入り口として、最初にきちんと加入することが大事なため、職権適用している。
「未納の方の中には、機構や行政からの文書が来ても封を開けなかったり、読んでも分からないなどの理由で未納となっていたりする方もいます。しかし、年金は本人の権利であるので、市場化テスト業者とも連携しながら、背中を押す意味で納付を促して参ります」(中山課長)。
管内は広いため、何かわからないことがあって事務所に相談しに来たい人がいても、事務所まで足を運ぶのは難しい。そのため同事務所では、各戸に送付するご案内などの文書をわかりやすく書くよう努めている。
市村との関係は良好で、年2回、市村向けの研修会を開催している。この際に協力や連携もお願いし、保険料をクレジットカードでも納付できることなどの周知もお願いしている。また、アンケートも取って市村からの要望や質問なども受け付けている。
モットーとしているのは、職員同士、常に明るくコミュニケーションをとること。特に指導しているわけではないものの、職員たちは皆明るく穏やかであり、そうした職場環境が仕事のやる気やモチベーションアップにつながると考えている。
今後の目標はやはり、高山年金事務所の国民年金保険料納付率を再び全国1位に返り咲かせること。「ぜひとも1位となり、砺波年金事務所の皆さんが悔しがる顔が見たいです(笑)」(中山課長)。

前列左が山内ひろみ所長、その右が丹後徹副所長、後列左から、吉永貴之厚生年金徴収課長、中山益志国民年金課長、藤本一宏厚生年金適用調査課長。

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