


掲載:2013年4月15日
年金は早くもらったほうがトクか?
3繰り下げたら受給開始までどう暮らす?
がんばって少しでも多くもらいたい
一方、現在67歳の男性Cさん(昭和21〔1946〕年生まれ)は、逆に「繰下げ受給」を選び、66歳になった昨年から老齢基礎年金を受給し始めた。会社は65歳のときに退職。その後、老齢基礎年金を繰下げ受給するまでの1年間は、老齢厚生年金(原則通り65歳から受給)と、これまでの貯蓄で暮らしてきた。
老齢基礎年金を繰下げ受給することにしたのは、少しでも毎月の受給額を増やしたかったから。
「私は以前から『65歳で退職したら仕事は一切やめ、好きなことだけして暮らす』と決めていました。年金もちょっと贅沢できるぐらいの金額が欲しい。そこで、65歳からの1年間だけは少しがまんして、それ以降の毎月の受給額を増やそうと思ったんです。おかげでいまは予定通り、趣味のカラオケを楽しんだり、あちこち旅行に行ったりと気ままに暮らしていますよ」(Cさん)。
Cさんが現在受け取っている毎月の老齢基礎年金額は、65歳受給した場合(約6万円)より8.4%多い約7万円だ。
年金の増額率=65歳になる月から繰下げ請求月の月数×0.7%
繰下げ請求月 | 増額率 | 受給率(本来の年金に対して) |
---|---|---|
66歳0か月〜11か月 | 8.4〜16.1% | 108.4〜116.1% |
67歳0か月〜11か月 | 16.8〜24.5% | 116.8〜124.5% |
68歳0か月〜11か月 | 25.2〜32.9% | 125.2〜132.9% |
69歳0か月〜11か月 | 33.6〜41.3% | 133.6〜141.3% |
70歳0か月〜11か月 | 42.0% | 142.0% |
-
③ 繰り下げたら受給開始までどう暮らす?

-
ねんきんABC年金制度、保険料、年金手続き など
年金制度ってどんな仕組み?
保険料はどうなっている?
年金はいくらもらえる?
- いくらもらえるの? ①老齢基礎年金
- いくらもらえるの? ②老齢厚生年金
- 働きながら年金はもらえるの?
- 雇用保険をもらいながら年金はもらえるの?
- 障害年金はいくらもらえるの?
- 遺族年金はいくらもらえるの?
年金の手続きはどうする?
-
ねんきんAtoZ年金給付、障害年金、遺族年金 など
年金制度を知りたい
- 年金の種類
- 年金の給付
- 年金の受給開始年齢
- 年金の受給要件
- 保険料の計算方法
- 保険料の免除
- 学生納付特例制度
- 産前産後休業・育児休業の期間中の保険料
- 在職老齢年金の計算
- 雇用保険と年金
- 障害年金の支給要件と支給額の計算
- 遺族年金の支給要件と支給額の計算
- 老齢基礎年金の支給額の計算
- 老齢厚生年金の支給額の計算
- ねんきん定期便・ねんきんネット
項目別 問題一覧
-
ねんきん手続きガイド老齢年金受給手続きなど各種手続き
はじめてをもらう人の手続き
すでに年金をもらっている人の手続き
-
ねんきん用語集遺族年金、厚生年金保険料、障害年金 などねんきんの用語を「わかりにくい」を「わかりやすく」、年金制度の難しい専門用語を平易に解説した用語集です。
ボタンを押して評価してください。