

年金は、もらえる条件がそろっていても、自動的に振り込まれるものではありません。もらうための手続きを自分でする必要があります。この手続きを年金請求といいます。年金は5 年分まではさかのぼってもらうことができますが、5 年を過ぎた分は請求できなくなるので注意しましょう。
①はじめて老齢年金をもらう人の手続き
②障害年金をもらう人の手続き
③遺族年金をもらう人の手続き
2障害年金をもらう人の手続き
障害基礎年金や障害厚生年金をもらう人は、障害が固定したとみなされる障害認定日以後に「年金請求書」を提出します。
- 障害認定日の障害の状態を確認
- 初診日における年金加入・保険料納付の状況を確認
- 「受診状況等説明書」(初診日の証明)を医師に作成してもらう
- 「診断書」を医師に作成してもらう
- 「病歴・就労状況申立書」に必要事項を記入
- その他添付書類の用意 など






- 年金手帳または厚生年金保険被保険者証
- 戸籍謄本または戸籍抄本
※日本年金機構にマイナンバーを登録している人は、戸籍謄本等(戸籍抄本、住民票)が原則、不要です。マイナンバーの登録がない人でも年金請求書にマイナンバーを記入することで上記の書類は不要となります。なお、マイナンバーの登録状況については、機構から送付された「年金請求書」や「ねんきんネット」で確認することができます。
- 医師の診断書
- 年金を受給中の人は年金証書
- 交付されている場合は障害者手帳
- 本人名義の金融機関通帳など(年金請求書に金融機関の証明印がある場合は不要)
- 印鑑
こんな人はこの書類も必要!
【18 歳未満(障害がある場合は20 歳未満)の子どもがある人】
- 子どもの収入が確認できる書類(中学生以下の子どもは不要。高校生の場合は在学証明書など)と、世帯全員の住民票の写し
- 子どもに障害がある場合は医師の診断書
【第三者行為によって障害者になられた人】
- 交通事故証明など事故が確認できる書類(新聞の写しでも)、所定の確認書、損害賠償金が決定している場合には算定書など
- 被扶養者がある場合には源泉徴収票、健康保険証の写し、学生証の写しなど
※そのほかにも添付書類が必要な場合がありますので、事前に年金事務所または街角の年金相談センターや市区町村などにお問い合わせください。
障害年金と老齢年金の選択
障害年金と老齢年金のように支給事由が異なる2つ以上の年金を受けられるときは、いずれか1つの年金を選択することになります。したがって、障害基礎(厚生)年金を受けている人が老齢基礎年金と老齢厚生年金を受けられるようになったときは、65歳以後、次のいずれかの組み合わせを選択することになります。
(組み合わせ 1)障害基礎年金+障害厚生年金
(組み合わせ 2)老齢基礎年金+老齢厚生年金
(組み合わせ 3)障害基礎年金+老齢厚生年金
※障害基礎年金と老齢基礎年金の2つの基礎年金をあわせて受けることはできません。
いずれかを選択したら「年金受給選択申出書」を最寄りの年金事務所または街角の年金相談センターに提出します。
- ① はじめて老齢年金をもらう人の手続き
- ② 障害年金をもらう人の手続き
- ③ 遺族年金をもらう人の手続き

-
ねんきんABC年金制度、保険料、年金手続き など
年金制度ってどんな仕組み?
保険料はどうなっている?
年金はいくらもらえる?
- いくらもらえるの? ①老齢基礎年金
- いくらもらえるの? ②老齢厚生年金
- 働きながら年金はもらえるの?
- 雇用保険をもらいながら年金はもらえるの?
- 障害年金はいくらもらえるの?
- 遺族年金はいくらもらえるの?
年金の手続きはどうする?
-
ねんきんAtoZ年金給付、障害年金、遺族年金 など
年金制度を知りたい
- 年金の種類
- 年金の給付
- 年金の受給開始年齢
- 年金の受給要件
- 保険料の計算方法
- 保険料の免除
- 学生納付特例制度
- 産前産後休業・育児休業の期間中の保険料
- 在職老齢年金の計算
- 雇用保険と年金
- 障害年金の支給要件と支給額の計算
- 遺族年金の支給要件と支給額の計算
- 老齢基礎年金の支給額の計算
- 老齢厚生年金の支給額の計算
- ねんきん定期便・ねんきんネット
項目別 問題一覧
-
ねんきん手続きガイド老齢年金受給手続きなど各種手続き
はじめてをもらう人の手続き
すでに年金をもらっている人の手続き
-
ねんきん用語集遺族年金、厚生年金保険料、障害年金 などねんきんの用語を「わかりにくい」を「わかりやすく」、年金制度の難しい専門用語を平易に解説した用語集です。