


“目で見る”年金講座【第4回】
結局、年金はいくらもらえるの?
4ねんきん定期便・ねんきんネットの活用
毎年送られてくる「ねんきん定期便」
年金額の大まかな目安を理解していただくために図5・図6で簡単な早見表を示しましたが、毎年の誕生月に日本年金機構から送られてくる「ねんきん定期便」には、これまでの加入記録や年金の見込み額などが記載されていますので、より正確な年金額の把握に役立てることができます。
【図7】「ねんきん定期便」は年齢区分によって年金見込み額の示し方が異なる

50歳未満の人に届く「ねんきん定期便」に記載されているのは、その時点までの加入実績に基づいた年金見込み額ですので、それ以後、60歳まで加入(保険料の納付)を続けることで、年金額は当然増えていきます。
50歳以上の人に届く「ねんきん定期便」に記載されているのは、その時点での加入状況が60歳まで続いた場合の年金見込み額ですので、そのまま加入し続けたとすれば実際に受け取る年金額にかなり近いと言えるでしょう。
いつでも確認できる「年金ネット」
「ねんきん定期便」が届くのは年1回ですが、インターネットサービスである「ねんきんネット」を活用すれば、いつでも最新の年金加入記録の確認や年金見込み額の試算ができます。
「ねんきんネット」を利用するには登録が必要です。登録後、ユーザIDとパスワードによりログインします。
「ねんきん定期便」と「ねんきんネット」については、あらためて説明したいと思います。

1.年1回送られてくる「ねんきん定期便」では、50歳未満であれば「その時点での加入実績に基づく年金見込み額」が、50歳以上であれば「60歳で受け取ると想定される年金見込み額」が確認できる。
2.「ねんきんネット」では、年金加入記録の確認や年金見込み額の試算がインターネット上でできる。
④ ねんきん定期便・ねんきんネットの活用
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